
導入前の課題と背景
キャンペーンやイベントなど、特定の企画や期間にあわせて販売施策を実施しているEC事業者様では、
「どのイベントで、どの商品がどれだけ売れたか」
「新規とリピーターの割合はどうか」
といったデータ分析が十分にできておらず、イベントの効果検証や次回施策への改善につなげることが困難な状況にありました。
ECコネクター®Dashboard導入の目的とポイント
商品には、イベントに関する情報(例:イベント名)がメタフィールド(構造化データ)として登録されていたものの、
従来の管理画面やレポートでは、それを活用した柔軟な絞り込みや集計ができず、分析作業に時間と手間がかかっていました。
- 商品データに登録された「イベント名」のメタフィールド情報をキーにフィルターを作成
- 受注・売上データとイベント情報を紐づけ、イベント単位での売上や商品分析が可能に
- 顧客属性(新規/リピート)や購入点数、平均単価などのイベント別集計に対応
また、販売期間・商品カテゴリ・イベント名などを定義したファイルを作成・組み込み、
社内で運用されている「イベントコード」と実際の注文データを連携。
これにより、カスタマイズされた集計ロジックにも柔軟に対応できる構成となりました。
導入後の成果と具体的効果
- イベント別売上・商品ランキングを自動で可視化
各イベントごとの売上傾向や人気商品の特徴が把握可能に。
- 定義ファイルの活用により施策ごとの比較分析が容易に
例:「2024春キャンペーン」vs「2023周年イベント」での売上・平均購入金額・リピート率比較など。
- 販促PDCAのサイクルを効率化
イベント単位での明確な効果測定が可能となり、商品構成や販売導線の最適化に貢献。
まとめ
ECコネクター®のDashboard機能と定義ファイルの活用により、イベント起点での受注分析と売上可視化が可能になりました。
これにより、施策単位での改善点の発見や、次回販促計画の精度向上に直結する“使えるデータ分析環境”を実現します。